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momoko DOLL
スウィートプードル（Sweet Poodle）
甘〜いプードルプリントに込めた乙女心に気づいてね。
どれくら歩いたのでしょうか。
プードルさんはやっと林を見つけました。
「やっぱりあったわ。木がない場所なんてありえないもの！」
そこには大きなお屋敷がありました。
プードルさんは考えました。
「お庭も広いし、多分とてもお金持ちのお家なのね。
ここのおうちの子は朝から晩まで砂糖菓子を食べているのかしら？
お家の手伝いなんかしなくていいのかしら？」
気がついたら、アリスの傍らには猫がいました。
「まあ、可愛い猫ちゃん。」
猫はプードルさんの膝に乗ってきました。
「でも、ニヤニヤ笑っているチェシャ猫よりも普通の猫の方がずっといいわ。」
「ああ、この子とうちのキティと一緒に遊んだらさぞかし楽しいでしょう。
ううん、違うわ。多分すごく悪戯をしてしまうかも。
キティと一緒に毛糸玉を転がして、わたしがお母様に怒られてしまうかも？」
プードルさんは色々と想像をめぐらせました。
どれくらい経ったでしょうか。
そろそろ出発しなくてはいけないという気持ちになりました。
「さあ、あなたも一緒に行きましょう。猫ちゃん、この林はお家に続いてると思う？」
でも、猫はニャーと鳴くばかりでお返事をしてくれませんでした。
「そうなると、この子はやっぱりチェシャ猫じゃないって事ね。
チェシャ猫ならここで何か言ってくるはずだわ！」
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